「また通院?」
上司には不妊治療のことを伝えているけど、3年も治療が続けば心もすり減る。
「あの人不妊治療しているらしいよ」
そんなヒソヒソ話が聞こえてきた気がして、職場にいるのがつらくなった。
もう仕事しながら不妊治療は無理かな…
何度もそう思って、「不妊治療 退職」と検索。
申し訳なさと、理解されない孤独と、治療の不安で、心が折れそうになる。
でも、辞めたら全部解決するかというと、そうとも限らない。
仕事を辞めることで、お金の不安、やめてもなかなか授かれない将来の焦り、
出先で前の職場の人に会いたくないと思う気持ちの窮屈さ…
私自身も、いろんな葛藤を抱えながらここまで来ました。
こんにちは、0からWebマーケティングを学び、在宅ワークで自由な働き方を目指すかいです。
数あるサイトの中から、私のブログを見つけてくださってありがとうございます。
この記事では、**辞める/続ける だけじゃない「5つの選択肢」**を紹介します。
「自分に合う道はどれだろう?」
少しだけ立ち止まって、一緒に考えてみませんか?
辞める前に、ちょっとだけ立ち止まって

不妊治療をしたことがある(または予定している)労働者の中で、「仕事と両立している(していた)」とした人の割合は55.3%となっています。一方、「仕事との両立ができなかった(できない)」とした人の割合は、26.1%を占め、4人に1人以上となっています。(不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック)
厚生労働省では、働きながらの治療を継続できるような取り組みを行っていますが、まだまだ社会は追いついていないのが現状です。
選択肢①:退職して治療に専念する

治療と仕事の両立が困難で退職を選択した人の割合は、だいたい11〜16%程度。
・治療に専念できたことにより、ストレスが軽減され、妊娠に至った。
・フリーランスや在宅ワークに転向し、通院との両立がしやすくなった。
・退職後も妊娠に至らず、経済的な不安が増した。
・社会的なつながりが減少し、孤独感や焦燥感が強まった。
選択肢②:通院に理解のある職場へ転職する

不妊治療と仕事の両立を考える中で、通院に理解のある職場への転職を選択する人もいます。
具体的な働き方
フレックスタイム制
時差出勤
短時間勤務
テレワークやサテライトオフィス勤務
治療のための休暇制度
不妊治療専用の有給・無給休暇やケア休暇
時間単位・半日単位で取得できる有給休暇
・在宅勤務やフレックスタイム制度を導入している企業に転職し、通院のスケジュールに合わせて働けるようになった。
・不妊治療に対する理解が深い職場に転職し、上司や同僚からのサポートを受けながら治療を続けることができた。
・求人情報では柔軟な勤務体制を謳っていたが、実際には通院に対する理解が乏しく、治療との両立が難しかった。
・転職後の収入が減少し、治療費の負担が大きく、治療を継続することが困難になった。
選択肢③:時短・パートに切り替えて働き続ける

パートタイム・アルバイトとして不妊治療と仕事を両立していた人の割合は15.8%、「長期パートタイム」「短期・単発」を合わせると30%程度がパートなど非正規雇用で治療と仕事を両立しています。
・柔軟な働き方を選ぶことで、治療と仕事の両立がしやすくなり、精神的な負担が軽減された。
・パートや時短に切り替えたものの、収入減やキャリアの中断、社会的孤立感、精神的ストレスが増し、治療にも悪影響が出た。
選択肢④:在宅ワークを副業として始めてみる

「今すぐ辞めるのが不安」「でもこのまま働き続けるのも限界」という方の中には、在宅ワークを探して副業を始める方もいます。今の生活をしながら、次の働き方を探して準備をすることができます。
・最短1ヶ月で身につけることができるスクールを利用し、在宅ワークでWebデザインやアフィリエイトブログに取り組み、卒業後には実際の仕事でスキルを活かし、月に10万円以上の収入を得ることに成功。
・シール貼りの内職とアフィリエイトブログをしていたが、副業に夢中になるあまり、子育てを中途半端にしてしまうようになった。本業や家庭生活もおろそかになり、副業も本業も中途半端になり、収入どころか悪循環に陥ってしまった。
選択肢⑤:フリーランスという働き方を選ぶ

在宅ワークは不妊治療との両立が叶う選択肢となりますが、事前の準備と自己管理が重要となります。ご自身の状況や目標に合わせて、慎重に検討することが必要になります。
在宅ワークを始める前に考慮すべきこと
・スキルの確認:自分のスキルが在宅ワークに適しているかを見極める。
・収入の見通し:収入が安定するまでの期間を想定し、経済的な準備をする。
・時間管理:仕事と治療、プライベートのバランスを取るためのスケジュールを立てる。
・情報収集:信頼できる在宅ワークの情報源やコミュニティに参加し、最新の情報を得る。
・通院の負担を軽減するために在宅ライターとして活動を開始。クラウドソーシングサイトで案件を受注し、自分のペースで仕事を進めることで、治療との両立が可能になった。収入も徐々に安定し、精神的な余裕が生まれた
・手作りのアクセサリーを販売するオンラインショップを開設。自宅で作業ができるため、通院や体調に合わせてスケジュールを調整できた。趣味を活かした副業が収入源となり、モチベーションの向上にもつながった
・在宅ワークを始めたものの、案件の受注が不定期で収入が安定せず、経済的な不安が増した。治療費の捻出が難しくなり、結局はパートタイムの仕事に戻ることになった。
・在宅での仕事に取り組んだが、自己管理が難しく、仕事とプライベートの境界が曖昧になった。結果としてストレスが増し、治療にも悪影響が出たため、在宅ワークを断念した。
選択に正解はない。大事なのは“納得して決める”こと

不妊治療と仕事の両立には、さまざまな選択肢があります。どの道を選ぶにしても、自分が納得できる決断をすることが大切です。周囲の意見や一般的な成功例も気になりと思いますが、ぜひ自分の価値観や状況に合った選択をしてください。