机の上がごちゃごちゃしてる。
わかってるけど…「今は仕方ない」って毎日が続いてませんか?
「あとで片付けるから」と思いながら、そのまま仕事を始めてしまう
──そんなこと、ありますよね。
そして、せっかく時間をかけて片付けても、翌日には元通り。
「ああ、またか…」と小さくため息をつく。
私もまさにそうです。
家族から「片付けないの?」と言われて、少しは整理するけれど、
気づけば夜には元通り──これ、日常茶飯事です。
でも、机の上がごちゃごちゃしていることって、本当にダメなことでしょうか?
集中できない? 物がどこにあるか分からない?
実は、そこにある物たちは“よく使うもの”ばかり。
ちゃんと“使いやすい場所に”置かれてるだけかもしれません。
ごちゃごちゃしてても、大丈夫。
本当に必要なのは、「自分が使いやすくて快適かどうか」です。
このブログでは、そんなあなたのために、
すぐに片付いて、リバウンドしない机まわりの整え方をご紹介します。
「これならできそうかも」って思ってもらえたら嬉しいです。
机の上がごちゃごちゃするのは、ダメなこと?
結論から言うと、机の上がごちゃごちゃしてても全然問題ありません。
きっとごちゃごちゃしていても
どこに・何があるのか
おおよその検討がついているのではないでしょうか。
よく使うものが、つい手の届きやすい場所に集まってしまうだけ。
つまり、「便利な配置」がたまたまごちゃごちゃに見えているだけなんです。
中には、「あとで見よう」と置きっぱなしになっているものもあるかもしれません。
「あとで」がしばらく来ないなと感じたら、
思い切って“一時置き場”を作るか、サッと定位置に戻すだけでも、
スッと気持ちが整います。
快適なスペースを取り戻す5つのコツ
① 捨てなくていい。まずは“なんでもBOX”を使う
机の上のごちゃごちゃが気になっているなら、「なんでもBOX」を一つ作ってみませんか?
空き箱や紙袋でOK。机の上にあるものを、とにかく全部そこに入れてしまいましょう。
分けたり整えたりする必要はありません。今は「まとめて避難」するだけでいいんです。
しばらく使っていなかったものはそのままBOXの中へ。
必要なものがあれば、使うときに取り出せばOK。
「あとで片付けよう」が続いてしまうときも、このBOXがひとまずの“逃げ場”になります。
机の上を一瞬でスッキリさせたいときに、きっと役に立ってくれますよ。
② 「今日使うものだけ出す」と決める
つい、あれこれ必要そうな資料や文房具を机に広げてしまって、
結局あまり使わなかった──なんてこと、ありませんか?
使いそうなものを全部出しておくと、かえってごちゃついて見えてしまい、
取りづらくなったり、作業効率も落ちてしまいます。
そこでおすすめなのが、**「今日使うものだけを出す」**とあらかじめ決めること。
作業前に、今日は何を使うかをざっくり想像して、必要最低限のものを出しましょう。
途中で必要になったら、そのときに追加すればOKです。
すぐに片付ける必要はありません。
今日使うものは、そのまま机の上の使いやすい場所に置いておいて大丈夫です。
③ 戻す場所をざっくり決める
①で作った“なんでもBOX”の中に、しばらく入りっぱなしになっているものがあったら、
使う頻度を思い出しながら、戻す場所を考えてみましょう。
元の位置が決まっているものはそこへ戻して、
まだ決まっていないものは、「この辺に置く」とざっくりルールを作るだけでも十分です。
完璧な収納場所をつくらなくても、「とりあえず戻す場所」があると、片付けがグッとラクになります。
②で“今日使うものだけを出す”と決めたなら、
仕事が終わったあとに、出したものをそれぞれの“定位置”に戻してみてください。
「戻す場所」は、棚や引き出しの中だけではありません。
机の上の“いつもの場所”でもOK。よく使うものは、使い勝手のいい定位置に戻しておくことで、次の日もスムーズに仕事が始められます。
④ 作業前後に30秒だけ“出す・戻す”時間
仕事前の「必要なものを出す」、仕事終わりの「出したものを片付ける」。
この作業も、ざっくりでOKです。
30秒くらいで思いつくものをサッと出して、
仕事が終わったら、元の場所が決まっているものだけサッと戻す。これで十分。
途中で必要になったら、その都度出せば大丈夫ですし、
もし片付ける時間が取れなければ、“なんでもBOX”に入れるだけでもOK。
完璧を目指すより、毎日のちょっとした「出す・戻す」を習慣にすることの方が、ずっと効果的です。
⑤ 出しっぱなしでもOK!見せる収納に変える
毎日使うものは、やっぱり机の上にある方が便利。
出したりしまったりする方が、かえって手間になることもありますよね。
そんなときは、「見える収納」を取り入れるのがおすすめです。
机の上にあってもごちゃついて見えないように、
おしゃれなトレイやボックス、ガジェットスタンドなどを使えば、
出しっぱなし=整って見える状態に変えることができます。
「しまわないと片付いていない」という思い込みを手放して、
あなたらしいスッキリをつくってみてくださいね。
片付けが続かないのは、あなたのせいじゃない
例えば、使用頻度が高いものをつい机の上に置いていたら──
それは「片付けが苦手」なのではなく、**“定位置を決める機会を逃していただけ”**かもしれません。
一度場所を決めてしまえば、戻すのは意外とスムーズ。
毎日の30秒だけでも、机の上に置いておいた方がいいもの、見えないところにしまえるものが、少しずつわかってきます。
仕組みができれば、散らかって見えていた机も、あなたにとって使いやすい快適な空間になります。
実際、「散らかった環境は創造性を刺激する」という研究もあります。
ティム・ハーフォード氏は『ひらめきを生み出すカオスの法則』の中で、
「自由に使える、整いすぎていない空間が、新しい発想や柔軟な思考を育てる」と述べています。
片付けとは、「きれいにしまうこと」ではなく、あなたが“心地よく使える状態”をつくること。
自分にとって快適で自由に使える机の上を、大切にしてくださいね。
どうしても散らかるときは“なんでもBOX”でリセット
とはいえ、毎日の忙しさは日によって違いますよね。
「今日はもう、何も片付ける余裕がない…」という日だってあります。
そんなときは、机の上を一度スッキリさせるために、“なんでもBOX”を活用してみてください。
分けたり整理したりしなくても大丈夫。机の上のものをとにかく入れて、作業スペースを確保しましょう。
気持ちに余裕ができたときに、BOXの中を見直してみてください。
しばらく出番のなかったものは、このタイミングで収納場所を決めたり、処分を検討したりするチャンスです。
「今日はここまででOK」と、区切りをつけるのも立派な工夫です。
無理なく、少しずつ。自分に合ったペースで整えていきましょう。
まとめ|あなたの「ちょうどいいスッキリ」で十分です
いかがでしたか?
「片付けなきゃ」と一気に全部やろうとすると、意外と大きな負担になりますよね。
しかも、慌てて片付けると「どこにしまったっけ…?」と探す時間がかかってしまうことも。
大切なのは、完璧に片付けることではなく、少しずつ自分に合った方法を取り入れることです。
毎日の生活の中に、今回のコツを1つでも取り入れてみてください。
少しずつ整っていく机まわりが、**あなたの仕事や学びを支えてくれる“心地よい場所”**になっていきますように。